優れた運動性能を実現するために、重要となるのが慣性諸元(重量物の配置により決まる重量配分や慣性モーメント)です。クラウンは重量物であるパワーユニットや乗員を低く配置した、TNGAに基づく低重心パッケージを採用し、前後重量配分と慣性モーメントを最適化しました。旋回時や減速・加速時において、キビキビとしたハンドリングと安定感ある走りを両立しています。
静粛性を高めるために、広範囲にわたる防音材の最適配置や新ウレタン素材フードサイレンサーの採用、ドアミラーの最適形状化などを実施。また、エンジンこもり音をスピーカーからの制御音で打ち消し、静粛性を一段と向上させる「アクティブノイズコントロール」を全車に採用しています。
道幅が狭く小回りが必要とされる日本の交通環境で運転しやすいパッケージです。
*1. 2WD車の数値。4WD車は5.7mとなります。
ぶつからないをサポート。
プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]
検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
前方の車両や歩行者(昼夜)、自転車運転者(昼)をミリ波レーダーと単眼カメラで検出。警報ブザーとマルチインフォメーションディスプレイ表示で衝突の可能性を知らせ、ブレーキを踏めた場合はプリクラッシュブレーキアシスト。ブレーキを踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキを作動させ、衝突回避または被害軽減をサポートします。プリクラッシュブレーキは歩行者や自転車運転者に対しては自車が約10~80km/hの速度域で作動し、たとえば、歩行者との速度差が約40km/hの場合には、衝突回避または被害軽減をサポートします。また、車両に対しては自車が約10km/h以上で作動。たとえば、停止車両に対し自車の速度が約50km/hの場合は、衝突回避または被害軽減をサポートします。なお、対向車に対しては減速して衝突時の速度低減をサポートします。
■カラーヘッドアップディスプレイ装着車は、カラーヘッドアップディスプレイにも表示します。
昼間、自転車が車道を横断した時も検知。
昼間はもちろん、夜間の歩行者も検知。
歩行者、自転車運転者、車両と衝突する可能性が高く、自車線内に回避するための十分なスペースがあるとシステムが判断した場合で、ドライバーの回避操舵があった時、操舵支援を行い、車両安定性確保と車線逸脱抑制に寄与します。
■回避するための十分なスペースがない、また、回避先に物があるとシステムが判断した場合には作動しません。
交差点、右左折時に直進してくる対向車および右左折時に対向方向から横断してくる歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出。ブザーと表示で衝突の可能性を知らせ、その後プリクラッシュブレーキを作動。衝突回避または被害軽減をサポートします。
[自車右折時、直進してくる対向車を検知。]
[自車右左折時、対向方向から横断してきた歩行者も検知。]
低速時の自車の直前にいる歩行者、自転車運転者、車両をミリ波レーダーと単眼カメラで認識。前方に対象物がある状態で、停車または徐行状態からアクセルペダルが必要以上に強く踏み込まれた場合には、エンジン出力を抑制または弱いブレーキをかけることで加速を抑制し、衝突回避または被害軽減をサポートします。
■本機能はインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]の対象物である壁などに対しては作動しないシステムで、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]の代替機能となるシステムではありません。
クラウンはDCM*1(専用通信機)を標準装備したコネクティッドカー。
クルマとトヨタスマートセンターが通信でつながることで24時間365日カーライフをサポート。
クラウン専用の充実したサービス(T-Connect for CROWN)を3年間無料*2で提供。
*1. DCM:Data Communication Module
*2. 初度登録日より初回の36ヶ月点検(車検)月の末日まで。4年目以降は17,315円/年(消費税込み)となります。
■価格は<消費税10%込み('20年11月現在のもの)>の価格です。
高精細12.3インチTFTワイドタッチディスプレイに、静電式のタッチパネルとスイッチを搭載。トヨタマルチオペレーションタッチの採用によって、横長の画面を2分割する形でナビなどの表示と、ユーザー操作用画面を見やすく表示します。SDナビゲーションシステム、オーディオ・ビジュアル機能に加え、スマホ連携機能、ETCユニットなどを搭載。さらにトヨタのつながるサービスT-Connectも利用できる多機能ナビです。