2019.03.21

【８６レース】近況報告　３日目

和歌山トヨタです。

８６レース　鈴鹿サーキット３日目近況報告です。

松本武士ドライバー　２０６号車は先日にほぼ車両セッティングを合わせてこれたので、本日はタイヤの空気圧のセッティングを出します。
タイヤの内圧はレースでは非常に重要でサーキットによってコーナーの形状が異なるので、４輪とも狙った空気圧に調整しないとタイムが出ないため、1kpa刻みで各タイヤ調整を調整していきます。

調整方法は走行前の冷間時に空気圧を調整し、ピットエリアから出てコースを一周周回し、
２週目に差し掛かるところでピットインし、内圧を点検。
冷間時と温感時を比較すると、今の季節で50kpaも変動します。
この時の内圧が４輪タイムの出る狙った内圧になっているかで冷間時にセットする空気圧を煮詰めていきます。
内圧は気温や湿度によって大きく変動する為、時間帯や気温によって細かくデータを記録し予選時の内圧を決定します。
決勝時は周回数が多く、どこで誰と勝負を仕掛けるのか判断した上で内圧が高いほうが良いのか、低いほうが良いのか判断し決勝時の内圧を決めていきます。
路面と接地している部分がタイヤのみの１本につきはがき一枚分しかないため空気圧の調整は極めて重要
レースになると、タイムが一周２秒、３秒変わってくるので、決勝は１０週あるので３０秒も変わってきます。

下垣和也ドライバーの２０５号車は足回りのセッティングに苦しみ、前後バランスの調整を行いました。
フロントのバネのスプリングを１ターン締め付けるだけで、まったく別の車に乗っている感覚になる”らしい”です。
エンジニア側は実際にサーキットで走行しないので、ドライバーの感想とデータのみでセッティングを詰めていきます。

松本ドライバーと下垣ドライバーはスーパー耐久のテストの為、
松本ドライバーはAUDI、下垣ドライバーはRCFに乗ってテスト中です。

明日は、タイム計測付きの専有走行です。
おおよその自チームの順位が分かるので気合を入れてメンテナンスしていきます。